私はこれまで大学病院で脳神経内科医として、そして大学病院を離れてからは地域の総合病院で総合内科医、脳神経内科医として地域医療に携わってきました。
これまでの診療経験を通して改めて地域社会における在宅医療の必要性の高さを痛感しました。
重度の疾患やご高齢で通院自体の負担が大きく、夜間・休日の病状の悪化など、ご本人だけでなく、介護にあたる方々も不安に苛まれておられることと思います。
そこで一人一人の患者さんにとって自分らしい生活を過ごしていただくサポートをしたいという気持ちが大きくなり、このたび開業させていただく運びとなりました。
開院するにあたってスローガンは『自分らしい生活を目指す』ということです。病気の治療はもちろんのこと、時には治療をしないことを選択した方の苦痛や不安を取り除いたりしながら、患者さんの生活の中で一緒に最後まで寄り添っていくことが目標です。
どんなに状態が悪い方も社会的な悩みをお持ちの方もまずはご相談ください。まず助けにいく、相談に乗るという気持ちで医療提供をさせていただきたいと思います。
私たちが訪問することで少しでも安心を提供できる診療をしていこうと思いますので、よろしくお願い致します。